保険料を安くしたいなら契約内容を見直そう!損保社員がつけない特約

自動車保険Q&A

自動車保険料って高い・・・そんなあなたへ。
実際に支払い実務を行う私が、大体の人がつけなくてもいいのでは?と感じる特約を紹介します。
ズバリ、「車に載せている身の回り品に関する特約」です。

「身の回り品特約」とは?

身の回り品特約=事故時、車両保険では補償できない「車内のモノ」を補償する特約

車両保険では車本体が事故などで損傷した時に、車本体の修理費を賄うことができます。
ですが、車に載せていた手荷物の損害は車両保険では賄うことができません。
そういった場面で役立つのが「身の回り品特約」です。

「身の回り品特約」が不要な理由

なぜ大体の人にとって不要かというと、保険金支払い実務をしている経験上、「身の回り品特約」を使うような状況に陥る確率が低いと感じるからです。
理由は下記の通りです。

・特約対象かつ壊れやすいモノを載せている確率が低い
・事故が起きたとしても、身の回り品が破損するほど大きな事故である確率は低い
・相手が100%悪い事故であれば、相手に賠償を要求できるので自分の特約を使う必要がない

「身の回り品特約」が必要な人はどんな人?

但し、下の特約対象リストに載っていて、かつ高価なものをよく車に載せる人は、この「身の回り品特約」特約をつけるメリットがあると思います。
高価、というのは人によっても感覚が異なるものですが、「もう一度同じものを買うのは経済的に厳しい」という意味でここでは使用しています。

多くの保険会社で特約の対象になるモノ
・衣類やバッグ
・カメラ
・ゴルフ用品
・楽器 など

また、残念ながら下の特約非対象リストに載っているものは、損害を受けても保険金がおりません。

多くの保険会社で特約の対象にならないモノ
・お金
・宝石や骨董
・植物や動物
・メガネ
・ノートPC
・スマートフォン など

※保険会社や保険商品により異なります。詳細は各保険会社の約款等でご確認ください。

各保険会社の「身の回り品特約」の名称

ややこしいことに、それぞれの保険会社で微妙に特約の名前が異なります。
おおよそ同じ役割の特約を表にまとめました。

※2024.3.19時点。

※補償の範囲・免責事項は少しずつ異なります。詳細は各保険会社にお問い合わせください。

まとめ

・ほとんどの人がつける必要のない特約:身の回り品特約
・身の回り品特約=事故時、車両保険では補償できない「車内のモノ」を補償する特約

身の回り品特約が不要な理由:特約を使用する確率が低い

身の回り品特約が必要な人:ゴルフ用品など高価なものを頻繁に車に載せる人

私自身、高価なものを車に載せないので、この特約はつけていません。
以上、なぜ多くの人にとって「身の回り品特約」は不要なのか、の解説でした!

なお、身の回り品特約に興味ある!という方は下記ページも参考にしてみてください。

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